考えるって何したらいいの?「ずるい考え方」の使えるとこ教えます。

こんにちは。
管理人のtakumaです。

今回は木村尚義さんの「ずるい考え方」の使えるところをお伝えします。
すぐに内容を確認したい方は★まで飛ばしてください。

この記事は
・少ない時間でしっかりとした答えを出せるようになりたい。
・上司に考えろと言われるが、考えるって実際ってどうゆうこと?
・成果を出したいが、自分の考え方でうまくいくか自信がない

その他、物を考えるヒントが欲しい人にオススメです。
今回のすぐ使えるポイントを押さえて、ぜひご自身の生活に生かしてください。

★すぐ使える4つのポイント

1.考え方には2パターンある
2.固定観念を疑う
3.本質を見抜く
4.先の先を読む

この4つがこの本から学べてすぐに実践していただけるものなので、
是非取り入れていただけたらと思います。
1つずつ説明します。

1.考え方には2パターンある

本書には考え方には2パターンあるとし、1つをロジカル、2つ目をラテラルとしています。
ここではこの二つを詳しく説明することはしないので、ざっくりと

ロジカル🟰垂直的で深く掘っていくイメージ
ラテラル🟰水平的でいろんな案を出して横に広げていくイメージ

と捉えてください。
この2つを理解するのにとてもわかりやすい良い例があるので紹介します。
12支の始めがなぜネズミになったかの話です。

動物たちがお釈迦様に新年の挨拶に行くことになりました。
お釈迦様は、到着した順に12支の動物を割り当てることを決めます。
牛は足が遅いので1番乗りをするために、どの動物よりも先に出発しました。
1番になるのは牛のはずでしたが、最初に着いたのは牛の背中に乗って移動していたネズミでした。
牛がゴールする手前で背中から飛び降りて1番になったのです。

牛の1番になる為に誰よりも早く出発する→
AだからBというのがロジカルで矢印が下に向かって掘っていくようなイメージです。
ネズミの1番になるならいろんな方法がある→
てこの原理のような、小さな力で結果を出す。AだからBではなくBもCもDもいろんな手段がある。アイデアが横に広がる、水平なイメージです。

大体の人がロジカルが考えることだと思いがちですが、
ここでもう1つのラテラルという考え方があることを覚えておいてください。
この次の固定観念を疑うという話につながっていきます。

2.固定観念を疑う

固定観念にとらわれると、自由に発想できなくなり思考停止を引き起こしてしまいます。
固定観念とは「〜であるべき」とか「〜になるはず」というような考え方や、
常識だったりマニュアルだったり、何も考えなくてもある程度の成果を出すことができるものです。
ここで意識したいのがロジカルに考えること自体もひとつの固定観念だということです。
物事を考えるといえば、今までのやり方で考えれば良いやと
思考停止になっていないか注意する必要があります。
ひとつの矢印を下に掘っていくように考えるロジカルシンキングでは
その発想にとらわれるあまり、自由な発想をする事ができない思考停止状態になることがあります。

なので物事を考えるにあたって気をつけたいことは
今はロジカルなのかラテラルなのか、今自分が正しいと思っていることに縛られていないかと
疑ってみることが大切になります。
そうすることで思考停止に気づく事ができ、色々な角度から考えられる余裕が生まれ、
ラテラル的な小さな力でも大きな成果を出せるアイデアに気づけるようになります。
その気づきが、てこの原理のように、小さな力で大きな成果を出せるようになるヒントになります。
この次の話につながっていきます。

3.本質を見抜く

ロジカルに考えるクセがある事を自覚して、思考停止状態に気づく事が出来れば、
色々な選択肢から、より成果が高いものを見つける準備ができます。
ではその選択肢の中から何を基準に成果が高いものを選べば良いのか。
ネズミのように最後の最後に少し力を出すだけで目的を達成できるのが理想的です。
その為には目的の本質を見抜く必要があります。
しかし難しく考えなくて大丈夫です。本質を見抜くには「〇〇するもの」の「〇〇」に何が入るかを考えてみてください。

例えば鉛筆の本質は何でしょうか。「〇〇するもの」に入れてみましょう。
文字や絵を「書くもの」です。
では鉛筆を「文章を伝えるもの」と本質を変化させて場合はどうでしょうか。
伝われば良いのですから、パソコンのプリンタでも良いことになります。

このように「書く」場合であれば、鉛筆のほうが成果が出そうですが
「文章を伝える」場合であれば、鉛筆でないほうが、成果がだせそうです。
「〇〇するもの」を特定することによって、鉛筆のほうが良いのか、パソコンの方が良いのか
より成果が出ると思える方を選ぶことができるようになります。
そして次の話でその成果をさらに大きなものにする事ができます。

4.先の先を読む

「〇〇するもの」で上手な選択肢を選ぶ事ができるようになったら
今度はその選択の成果をより大きなものにしていくことを考えます。
それが「先の先を読む」という内容で本書には書かれています。
将来の展開を予想して、あらかじめ手を打っておき、最終的に更なる利益を得るようにする事です。
私たちはつい目先のことに注目しがちですが、1歩先ではなく、その更に10歩先くらいが大切です。
オセロでいくらコマを返しても、角を取られたら逆転されてしまうのと同じことです。
ロジカルに「自分のコマを多くする」ではなく、ラテラルに本質は「負けないようにする」に気づければ
「角を取られないようにする」に気づく事ができ
先の先を読んで、角に繋がったり、取られそうになる場所にはコマを置かないように気をつけることができます。
こう考えることで、勝利するという成果をより大きな確率で達成することができます。
アクションを起こした時にその結果だけでなく、結果がもたらす「効果」まで考えておけば完成度が上がります。

角につながりそうなところにコマを置かない(アクション)

角が取られないことで有利に進められる。

負けない(効果)

このように、より目的達成がしやすくなり、自分の中での考えがしっかりまとまり自身を持って行動する事ができるようになります。

まとめ

最後にまとめますと

1.考え方には2パターンある
(ロジカルとラテラルがある)

2.固定観念を疑う
(自由に発想するために、今ロジカルなのかラテラルなのか自覚して思考停止を防ぐ)

3.本質を見抜く
(思考停止しないことで、〇〇することに気づける)

4.先の先を読む
(最終的に更なる利益を生むために、将来の展開を予想して、あらかじめ手を打っておく)

これが今回すぐに活用していただける内容になります。

いかがでしたでしょうか。「ずるい考え方」からすぐに使える部分を読んでいただき
明日から現場で使っていただけたら嬉しいです。

考えろと言われれても、何から考えたらいいかわからない。
最短で成果を出したいけど、自分の考え方が合っているか不安だ。
その他、考えることについての悩みのヒントになる内容が書かれた良書でしたので
もっと細かく知りたい方はぜひ実際に手にとって知識を深めていただければと思います。

今後も人気の本をわかりやすくお伝えしていきたいと思いますので
これからもよろしくお願いします。

takuma

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