こんにちは。
管理人のtakumaです。
今回は岩尾俊兵さんの「世界は経営でできている」の使えるところをお伝えします。
本書では人間活動で生じる不条理は「経営という概念の誤解」からもたらされるとしていて
ここでいう「経営」とは目的の実現を妨げる対立を解消して、豊かな共同体を創り上げることを言います。
今回は本書の「憤怒は経営からできている」から
怒りについての経営の誤解を解消するすぐ使えるところをお伝えします。
すぐに内容を確認したい方は★まで飛ばしてください。
この記事は
・ミスをした部下に指摘をしたいけれど、どうするのがいいのだろうか。
・怒りの感情を人よりコントロールできない。
・相手の怒りのポイントがわからない。
その他、怒りの感情を理解できる人になるためのヒントが欲しい人にオススメです。
今回のすぐ使えるポイントを押さえて、ぜひご自身の生活に生かしてください。
★すぐ使えるポイント
1 推理クイズが始まったと思うようにする
怒っている相手に対応する時に1番に考えることは、怒っている原因を探すことです。
相手が怒っている表面上の理由に対応しようとすることは悪手になることが多いですが
それはなぜかというと、怒りの感情は別の感情を覆い隠すために用意されている為です。
だからこと相手の苛立ちの原因がわからないと、相手を収めることができません。
その為、怒っている相手に対応する時は
推理クイズが始まったと思うようにしましょう。
2 自分の中で膨らませた想像で怒っていると気づく
自分が最近怒ったシチュエーションを思い出してみてみると
相手や出来事そのものに怒っていることは少ないです。
相手の考えを勝手に想像して、勝手に怒り、怒ることで更なる怒りの原因を自分からつくってしまいます。
このことに気がつくと怒りに左右されづらくなっていきます。
3 相手の善の範囲を大きくしていくように働きかける
どんなに腹が立つ相手でも、絶対的な悪人は存在せず、ただ善の対象範囲が狭過ぎたり、こちらとは違うと理解しましょう。
極悪非道な罪人も社会に対して善を成さず、自分に対してしか善を成さないから社会悪になっています。
このことから、相手の善の狭さをみて戦うよりも、相手の善の範囲を大きくしていくように働きかけることが成果が上がります。
ミスを繰り返す部下に対する怒りは「安心して仕事を任せられるようになってほしい」のであれば
怒鳴るよりもマニュアルを作る方が有効かもしれません。
このように、冷静に、柔和に、明快に、対応を考えることが必要です。
最後にまとめますと
1 推理クイズが始まったと思うようにする
(怒りの感情は別の感情を覆い隠すために用意されている)
2 自分の中で膨らませた想像で怒っていると気づく
(相手の考えを勝手に想像して、勝手に怒っている)
3 相手の善の範囲を大きくしていくように働きかける
(善の対象範囲が狭過ぎたり、こちらとは違うと理解しましょう)
これが今回すぐに活用していただける内容になります。
いかがでしたでしょうか。「世界は経営でできている」から
すぐに使える部分を読んでいただき明日から現場で使っていただけたら嬉しいです。
もっと詳しく知りたい方は是非、本書を手に取ってみてください。
次回もこの本から別のパートの内容をお伝えできればと考えております。
今後も人気の本をわかりやすくお伝えしていきたいと思いますので
これからもよろしくお願いします。
takuma
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